アンガーマネジメント大賞2019が発表されました
「怒りの連鎖を断ち切ろう」を理念に掲げ活動をしている日本アンガーマネジメント協会では、今年も「アンガーマネジメント大賞2019」を発表いたしました。
(調査・選出方法などの詳細はこちら → 第5回「アンガーマネジメント大賞2019」 )
- アンガーマネジメント大賞2019上手に怒りの感情をコントロール・対応した有名人第1位
櫻井 翔氏(アイドル)
- 怒りの感情をコントロールできずに失敗してしまったと思う有名人第1位
木下 優樹菜氏(タレント)
- 今年1番怒りを感じたニュース・出来事第1位
神戸教師間いじめ問題
櫻井翔氏も第2位の山里亮太氏も、記者の心ない質問に対して怒りを見せることなく冷静に対応し、真摯に自分、自分たちの気持ちを伝え、仲間もパートナーも守りその場を収められたのは、人としても男性としてもとても素敵でした。
櫻井氏がその時の様子について、「その質問によって自分の温度が上がったというのはあったかもしれないけれど、結果としてきちんと自分たちの思いの丈が温度をのせて伝えることができた。」と前向きに受け止めた旨をご自分の番組中で語られていたそうです。
一瞬熱くなった感情を、怒りではなくエネルギーに変えられたことで、自分たちの思いを伝えることに集中し、その結果、思いの丈をさらに温度をのせて伝えることができたのではないでしょうか。
一方、怒りの感情をコントロールできずに失敗してしまったと思われる有名人1位の木下優樹菜氏は、怒りの感情のまま行動してしまった結果、多くの人から批判され芸能活動の自粛と追い込まれてしまいました。
怒りの感情に任せて暴言を相手にぶつける前に、一呼吸置き、冷静に状況の確認をとるなりしていれば、また状況は変わっていたかもしれません。
怒りは、悪いことでも負の感情でもなく、人間にとってごくごく自然な感情のひとつで、誰でもが持っている、ないと困る必要な感情です。
とはいえ、怒りの感情にまかせて人や自分やモノを傷つけてしまっては問題です。
怒る必要のあることは上手に怒れ、怒る必要のないことは怒らずにすむようになれば、怒りの感情と上手に付き合えるようになれます。
一人一人が自分の怒りの感情と上手に付き合えるようになることで、怒りの連鎖を断ち切ることができ、人が人にあたらない社会を目指していきたいですね。
最後までお読みいただき、有難うございました。
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