其の65 轟の滝<高知県>

物部川の支流・日比原川にかかる落差82m、幅5mの段瀑。

白亜紀のものとされる白い岩盤と常緑樹、碧い水をたたえた釜の部分が陽光に映えて、見下ろす景観は壮大かつ優美です。

正確には「とどろのたき」と読み、滝壺には大蛇にさらわれた平家落人一門の娘、玉織姫の悲しい伝説が残されています。

本来は滝壺への遊歩道があり、滝沿いに登ることも可能ですが災害の影響で立入禁止になっていたのがとても残念でした。

次回は最上段にある直径15mの甌穴を間近に見てみたいです。

 高知県香美市香北町猪野々