其の59 行縢の滝<宮崎県>

行縢神社の駐車場から、標高831mの行縢山へ向かう途中、大小の岩で形成される険しい山道に沿って50分程歩くと、行く手を阻む巨壁のごとく姿を現す落差77m、幅30m直瀑。

「行縢(むかばき)」とは、昔、乗馬で使った腰やひざ当ての毛皮製おおいで、雄岳と雌岳の鞍部から白布を垂らすような滝の姿が、そのように見えたことから名付けられたそうです。

斧で切断したかのような花崗斑岩の岩肌が青空に輝いて見え、水量に関係なく、その雄大さと美しさにとても感動しました。

 宮崎県延岡市行縢町