盛岡藩初代藩主である南部信直が1598年に築城を開始し、二代目利直、三代目重直が引継ぎ、1633年に完成。
本丸に天守はなく、代わりに天守台の上に御三階櫓が建造され、本丸と二の丸の間の空堀には、往時は屋根付きであった廊下橋がかけられていました。
土塁が多い東北地方の城郭の中では珍しい総石垣は、岩手の白御影石(花崗岩)で組まれ、その壮大さから、会津若松城、白河小峰城とともに、「東北三名城」としても有名です。
現在、主要な建造物は残ってはおらず、岩手公園として日本の歴史公園100選にも選定され、園内には、岩手県ゆかりの偉人、宮沢賢治や新渡戸稲造、盛岡中学校で学んでいた石川啄木らの歌碑、詩碑も残されています。
別称:不来方城(こずかた)