1500年頃、大森氏の居城だった小田原城を北条早雲が奪い、以降約100年の間5代の北条氏の拠点となりました。
数ある難攻不落の城の中に確実に入るであろう「小田原城」は、上杉謙信や武田信玄など戦国時代の名だたる武将たちの攻撃にも攻め落とすことのできなかった名城ですが、1590年の豊臣秀吉による小田原攻めでは、籠城戦の末に豊臣軍に降伏してしまいました。
1870年には廃城となり、石垣を残しほとんどの建物は解体されてしまいましたが、本丸や常盤木門などの門が復元され、現在は本丸を中心に城址公園として整備されています。
小田原城は、東国と西国を結ぶ東海道に沿う交通の要衝である場所にあり、今も天守からは西は箱根連山、南には雄大に広がる相模湾を望むことができます。
別称:小峯城・小早川城