第16回 岐阜城 <岐阜県>

天守と戦国時代の石垣

天守から見る、天然の堀 "長良川"

39 岐阜城<岐阜県>

標高329mの金華山(稲葉山)山頂にそびえ立つ山城で、斎藤道三が居城として修築し、城下を整備するまでは、「井ノ口城」「稲葉山城」とも呼ばれていました。

稲葉山の戦い(1567年)で織田信長が道三の孫にあたる斎藤龍興から城を奪取すると、信長は新たに縄張りを造営して、それまでの町名を「井ノ口」から「岐阜」へ、城は「岐阜城」と改名して天下統一の拠点としました。

関ケ原の合戦(1600年)で勝利した徳川家康によって廃城となり、天守や櫓は加納城へ移されますが、1956年に現在の復興天守が建ち、山頂まではロープ―ウェイが運行しています。
麓からの登山道も複数あり、砦跡や積み石を観ながら難攻不落の城を体感することができます。

 

別称:稲葉山城、井ノ口城

 岐阜県岐阜市金華山天守閣18

地上338mにある天守からの景色は、南に名古屋市、東に恵那山・中央アルプス・乗鞍岳、北西には能郷白山から伊勢湾までが望めます