第51回 今治城 <愛媛県>

山里櫓(左)と5層の模擬天守(右)

鉄御門の横にある、今治城で最大の石「勘兵衛石」

<天守閣から見た風景>手前は、武具櫓と鉄御門
79 今治城<愛媛県>
関ケ原の合戦での戦功で徳川家康により伊予半国を与えられた藤堂高虎が、1602年に手掛け、海陸の要衝である今治の地に築城しました。今治港に隣接した立地を活かし、海水を引き込んだ三重の堀は、国内最大級の船入(港)を城内に備え、「日本三大水城」のひとつに数えられています。
海水のため、潮の満ち引きによって水位が変化し、堀の中で海魚の泳ぐ姿を見ることができる珍しい城でもあります。
藤堂高虎が転封となった後は、松平(久松)定房が入城し、明治維新まで久松松平氏の居城となりました。
明治維新後に建造物のほとんどが取り壊されましたが、広大な堀と城の中心部の石垣は残され、1980年には現在の天守閣(模擬天守)・多聞櫓、武具櫓が復元、その後約30年かけて東隅櫓・山里櫓・鉄御門も再建されました。
現在は、天守や櫓の内部は博物館や現代美術館、展示室として利用され、模擬天守の最上階は360度のパノラマ展望台で、日中は瀬戸内海やしまなみ海道の絶景を、夜にはライトアップで堀の海水に城が浮かぶ幻想的な光景を見ることができます。
<別称:吹揚城・美須賀城>
愛媛県今治市


